女子のメダリスト3人。左から銀メダルの樋口新葉、金メダルのケイトリン・オズモンド、銅メダルの宮原知子=AP
フィギュアスケートの世界選手権(イタリア・ミラノ)女子で銀メダルを獲得した樋口新葉(わかば)(17)=東京・日本橋女学館高=が27日、成田空港に帰国した。ショートプログラム(SP)で8位と出遅れながら、フリーで巻き返した。「今回の結果を奇跡的と言われないように、もっと自信をつけられる練習をして、結果を残していきたい」
銀の樋口新葉、倍返し「始められたかな」 一問一答
フィギュア特集 Kiss and Cry
今季はグランプリシリーズ(GP)2戦で表彰台に乗り、GPシリーズ上位6選手が出場するGPファイナルにも出場して平昌(ピョンチャン)五輪代表争いでリードしていた。しかし、昨年12月下旬の全日本選手権で4位にとどまり、平昌五輪代表の座を逃した。
その全日本選手権終了後、樋口は自身のツイッターに、「何があっても明日は必ずやってくるし、諦めなかったらいつかいいことあるって信じてこの先どんなに辛(つら)いことがあっても今日のことがあったから頑張れるって思えるようにこれから倍返しの始まりだ」と書き込んだ。その「倍返し」について、「結果としては(うまく)始められたかなと思う」とはにかんだ。
来季の世界選手権はさいたま市で開催される。「来季は全日本で表彰台に乗って、世界選手権でまたメダルをとれるようにしたい」