東京ガールズコレクション(TGC)で春夏のファッションを披露するモデルたち =31日午後、横浜市港北区の横浜アリーナ、瀬戸口翼撮影
国内最大規模のファッションの祭典「東京ガールズコレクション(TGC)」が31日午後、横浜アリーナ(横浜市)で始まった。10~20代を中心としたおしゃれに敏感な女性たちが集まった会場のランウェーに、人気ブランドのファッションをまとったタレントやモデルたちが姿を見せると、歓声でわいた。
テーマは「BE YOURSELF(あなたらしく)」。26回目となる今回はセシル・マクビーやマウジーなど国内17ブランドが参加した定番のファッションショーのほか、アイドルグループ欅坂46や4人組Kポップグループ「BLACKPINK」などのライブもある。4月放送開始のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」など、テレビ番組のステージも予定されている。
TGCは2005年8月に、「日本のリアルクローズを世界へ」を掲げてスタート。ファッションビル「SHIBUYA109」に代表されるギャル系ブランドの新作のショーを見ながら、その場で携帯電話から服などが買えるスタイルで注目を浴びた。春と秋の年2回開催されている。
海外の女性にも支持されている「カワイイ文化」の発信として、スタート翌年の06年にはパリ、07、11年には北京などにも「輸出」された。国内でも10年に沖縄で「TGC in OKINAWA」が開催されたのを皮切りに、愛知や広島、福岡など各地に広がっている。(高久潤)