セクハラ問題で辞任することについて、頭をさげる福田淳一財務事務次官=2018年4月18日午後7時7分、東京・霞が関の財務省、藤原伸雄撮影
福田次官の記者団との主なやり取りは以下の通り。
財務次官、セクハラ否定「あんなひどい会話、記憶ない」
セクハラ疑惑の福田財務次官が辞任へ 麻生財務相が発表
(冒頭発言)
週刊誌に掲載された記事は事実と異なると考えており、裁判の中で争っていきたい。財務省が厳しい状況に陥っている中で、このような報道が出てしまったことは不徳のいたすところ。報道後の現状を鑑みると、財務事務次官としての職責を果たすことが困難な状況だと考え、先ほど麻生財務大臣に辞職を申し入れ、了解された。ご迷惑をかけた関係者のみなさまにおわびを申し上げたい。
――音声は自身のものと認めるか。
録音された声が自分のものかどうかはよく分からない。ただ、福田の声に聞こえるという方が多数いることは知っている。
――女性記者とあのような会合を持った記憶はあるか。
新聞記者とは男女を問わずというか、男性記者を中心に会合を持ったことはある。ごく少人数、あるいは一対一で会合を持つことはある。ただし、あそこに書かれてるような発言をしたことはない。
――音声の相手は誰か記憶しているか。
分からない。
――録音のような発言をした記憶はないということか。
あんなひどい会話をした記憶はない。
――相手は接客業の女性と考え…