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ジャカードやデニムに、防弾チョッキの生地。異なる素材を大胆に組み合わせた服をまとい、15人のモデルたちがランウェーを歩く。各国のモデルに交じって、元乃木坂46の伊藤万理華(まりか)も姿を見せた。ステージの中央には、技巧派ギタリストのichika(イチカ)率いるバンド「ichikoro(イチコロ)」が演奏している。シークレットメンバーとして加わる「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音(えのん)も、ギターを自在に鳴らして観客を魅了していた。
「ゲス極」川谷さんが新バンド ランウェーでお披露目
3月24日、東京・渋谷の「ヒカリエ」。ファッションブランド「ボディソング(BODYSONG.)」は、東京コレクション(アマゾンファッションウィーク東京)に登場した。初めてのランウェーショーで、自分たちのブランドの世界観を表現するためだ。プログレッシブロックやジャズの要素が行き来する「ichikoro」の音楽に、思いがけない切り返しを多用した服。体格も様々なモデルたち。ショーが進むにつれ、ブランドのテーマでもある「即興」の楽しさが空間に満ちていった。
ほかのファッションショーと同じく、ショーはたった15分で終わる。その「刹那(せつな)的な美」を作り上げるために、数カ月にわたる泥くさい作業の積み重ねがある。その一端を知っていたから、なおさら心は揺さぶられた。
「取材してもらえますか?」
1月22日、パリ・メンズコレクションの取材が終わり、知人のファッションジャーナリストに夕食に誘われた。パリのビストロに知人が連れてきたのがデザイナーのAOKI SHUNSUKE=青木俊典(32)だった。
専門学校の杉野学園ドレスメー…