人気アイドルグループ「TOKIO」の山口達也メンバーが26日、都内で開いた記者会見の主なやりとりは以下の通り。
【会見詳報】山口達也メンバー、芸能活動を無期限謹慎
TOKIO長瀬智也さん「何が出来るのかを考えたい」
――ご自身の口で、経緯についてご説明をいただけますか。
今年の1月15日くらいから、お酒の関係でちょっと体を壊しまして。壊したというか、調子が悪くなったので、1カ月間入院していた。1カ月経って、体もよくなったというお医者さんの判断をいただいて、2月12日に退院することになりました。
入院の洋服の片付けであったり、そういうことをしなくてはいけなかった。その日は朝しか仕事がなかったので、そこで昼ご飯を食べて。そこで退院もしたし、ちょっとお酒を飲もうかなという気持ちになってしまいました。
部屋を片付けて、つい飲み過ぎてしまいまして。かなりの量を飲んだと思うんですけれども。もうそこで、酩酊(めいてい)泥酔というか、感じになってしまいました。
その中で、その女性に電話をして、電話で話すよりも、家に来て話さないか、ということで。そしたら、被害者の彼女が、友人も連れて行っていいか、ということだったので、もちろんいいですよ、ということで。家に2人で参りまして。もうそのときは、時間はかなり遅かったようですが、警察の方から聞いているのは、だいたい20時くらい。
もうその時点で、申し訳ないというか。未成年とわかっているのに、そんな暗くなる頃に呼び出して、親御さんも心配するだろうに。
それで、そこからは断片的なんですが、そのご友人の方のお話によると、30分から1時間くらい在宅して、私が席を外したときに、家を出たということです。そういう経緯です。
――酒量はどれくらいだったのか。
焼酎のびんを1本くらいは飲んでいたと思われます。
――入院していたのはお酒に関する、アルコール中毒などか。
肝臓が疲れていたり、仕事が忙しかったので、家にいるよりは、病院でちょっと休んだ方がいいよという会社の判断で、病院から仕事に通うという形をとっていました。
――アルコールへの依存はあったのか。
依存というのはないと思っていて。ただ控えなきゃなとは思っていた。
――社会的立場がおありということへの意識は。
常にこういう仕事をしているので、そういうことを意識しないといけないのですが。ちょっと気が緩んだというか、私1人の仕事ではないということが、欠けていたのではないかと思います。
――どうしてメンバーや事務所への報告が遅くなったのか。
まず事件の当日は2月12日。それで私のところに、警察の方から連絡がきたのは3月末でした。すぐに3月末に取り調べが始まって。私もその記憶を思い起こすのに1カ月かかった。
内容が内容なだけに、こういうことがありました、というのが、自分でもすごく怖かったので。なかなか事務所の誰に相談していいかもわからず、4月の頭には報告しました。
――その間、どんな思いで仕事をしていたのか。
振り返ると、2月12日にそういうことがあって、私はそれも知らずに、普通に仕事をしていたということが、すごく情けなくて。その間、彼女は本当につらい思いを、1カ月間して。したくもない話を警察の人に聴かれ、またそれを思い出して。苦しむような日々を送っていたのだと思うと、もう言葉にならないです。本当に申し訳ありません。
――相手が高校生ということは。
もちろん知っていました。
――警察から事情を聴かれるまで、自分の行為は認識していなかったのか。
そういう事件性があるものとは、思っていなかった。
――メンバーにはどのタイミングで報告したのか。
メンバーには、誰にも伝えていません。デリケートな話なので、警察の方とお話をして、まず会社と自分と、被害者の方で話をした。
――こういう事態になり、メンバーに対しては、どんな思いか。
一言では言えないんですが、そうですね。城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也、というメンバーで、23年間、同じ方向を向いて、走って参りました。新人のころから30年くらい。もう人生の半分、彼らと一緒に、戦ってきて。助けて、助けられて、TOKIOはここまでこれました。
しかし今回、私のこういう身勝手な件で、彼らが、どれくらいつらい思いをしているのか。どういう思いで今、彼らが過ごしているのかというのを考えると、どうしていいかわからないのですけども。
彼らがいて、私がいるので。甘い考えかもしれませんが、怒ってくれるのも、もう彼らくらいしかいない年にもなったので。彼らを信じて、もし待ってくれている場所が、私の席がそこにあるのであれば、またTOKIOとしてやっていけたらなっていう。本当にすみません。