第6局の前夜祭で花束を受け取った佐藤天彦名人(右から2人目)と羽生善治竜王=2018年6月18日午後、山形県天童市の天童ホテル、迫和義撮影
佐藤天彦(あまひこ)名人(30)に羽生善治竜王(47)が挑戦している第76期将棋名人戦七番勝負の第6局(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛、山形県天童市、天童商工会議所協力)が19日、天童市の天童ホテルで始まる。3勝2敗と名人防衛にあと1勝に迫った佐藤名人がここで決めるか、羽生挑戦者が追いついて決着を最終局に持ち越すか、注目の一番だ。
佐藤名人は3連覇、羽生挑戦者はタイトル通算100期獲得がかかったシリーズ。両対局者は18日午後に会場入りし、対局室や使用する盤駒を確認した。
第5局で敗れてカド番に立った羽生挑戦者は「前局からちょっと間があいたのでリフレッシュして、また新たな気持ちで臨めたら」、佐藤名人は「これまで勝った将棋も負けた将棋も内容よく来られていると思う。第6局も変わらない心持ちで臨めれば」と話した。
対局は持ち時間各9時間の2日制。佐藤名人の先手で19日午前9時に始まり、夜に指し掛け。20日午前9時に再開し、同日夜までに決着する見込み。立会人は高橋道雄九段(58)。(村上耕司)
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対局の模様は朝日新聞デジタル(http://www.asahi.com/)で随時お伝えします。棋譜は有料の名人戦棋譜速報(
http://www.meijinsen.jp/
)でも見られます。
大盤解説会は19日は午後2時から封じ手まで、20日は午後1時30分から終局まで天童ホテルで開催。解説者は飯塚祐紀(ひろき)七段、聞き手は竹部さゆり女流三段。入場料は各日2千円、2日通し券は2500円(女性・高校生以下は割引あり)。
大阪・福島の関西将棋会館2階道場(06・6451・0220)での大盤解説会は2日目の20日午後5時から。解説は斎藤慎太郎七段、聞き手は里見香奈女流四冠。一般1500円など。