自民党は9月に予定されている党総裁選について、同月7日告示・20日投開票の日程を軸に調整する方針を決めた。党関係者によると、首相が22日ごろ、国連総会に出席するため訪米するとの意向に配慮した。8月に開く党総裁選挙管理委員会で協議する。
自民党は昨年、党則を改正し、総裁任期を「連続2期6年」から「連続3期9年」に延長した。
今回は3期連続当選をめざす安倍晋三首相のほか、石破茂元幹事長や野田聖子総務相が立候補に意欲。岸田文雄政調会長も検討している。
前回2015年の総裁選は安倍首相以外の立候補がなく無投票だったが、今回は野党だった2012年以来6年ぶりの選挙戦となる見通しだ。
自民党は近く選挙管理委員会のメンバーを選定し、日程などの協議を始める。(明楽麻子)
自民党総裁選日程と「ポスト安倍」候補の動き
7月
16、17日 石破派研修会
22日 国会閉会
26、27日 岸田派研修会
下旬以降 野田聖子総務相が政策集発表
9月
7日 総裁選告示(調整中)
20日 総裁選投開票(調整中)