Dカフェ進行の仕切り役の市民グループメンバーと運営について相談する林健二店長(左)=2018年6月4日、東京都町田市金森3丁目のスタバ町田金森店、木村浩之撮影 認知症の人や家族、地域の人らが気軽に参加し、悩みや助言、趣味の話などを分かち合う認知症カフェ。東京都町田市では、大手コーヒーチェーン「スターバックスコーヒー」(スタバ)の8店が月1回、認知症カフェに早変わりする。市と店が協力して開催する出前認知症カフェ「Dカフェ」だ。 6月の平日午前、スタバ町田金森店に認知症の当事者や家族らが集まってきた。この日のDカフェはテラス席で始まった。 ともに75歳の夫妻は夫が認知症で、1月から参加する。デイサービス施設についての情報をこの場で交換し、夫に合う施設を決めた。妻は「自分だけでは決められなかった」と感謝する。夫はDカフェを楽しみにしており、開始1時間前には出かけようとするという。妻がそんな裏話を披露すると、夫は照れ笑いを見せた。 飛び入り参加したのは、高齢者グループホーム職員、末安拓哉さん(33)。店の常連で、Dカフェの存在を知った。この日は、認知症だと周囲に知られることを嫌がる家族に対し、「万一の時は周囲が助けてくれる。知られて良い面もある」と伝えた。「こういう情報交換の場は大切ですね」 スタバでのDカフェの始まりは2016年7月。町田金森店の林健二店長(47)の発案だ。全国のスタバ各店は子どものバリスタ体験や周辺清掃活動など地域への感謝を示す事業をしている。高齢化が進む住宅街に立地する町田金森店は、高齢者の応援を掲げ、地域の福祉施設と交流する。その縁で16年1月ごろ、市の担当者と林店長が知り合い、検討を始めた。 それまで、市はイベント色の強い認知症カフェを年に数回開催。しかし、担当者は認知症の人たちの外出機会を増やし、市民の参加と理解も進め認知症に対するマイナスイメージ払拭(ふっしょく)につなげるには、どうしたらいいかと考えていた。「カフェでのくつろぎで日常を豊かに」と考える林店長と話し合ううち、店でのカフェ開催にいきついた。 町田金森店での試行後、17年10月から市内全8店で月に1回開催する。原則午前10時~正午で、申し込みは不要。飲食代のみで参加できる。スターバックスコーヒージャパンによると、地域の店舗ぐるみで行政と連携して認知症カフェを運営する例はほかにないという。 林店長は「自然に人が集まってくる、そこにあることが当たり前の場所にしたい」と意欲を見せる。(木村浩之) |
いつものスタバが認知症カフェに 月1で悩み共有
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