(28日、高校野球滋賀大会 近江8―4綾羽)
地方大会をライブ中継中! 「バーチャル高校野球」で過去最多700試合
夏の甲子園、歴代最高の試合は? 投票ベストゲーム
地方大会の熱中症対策呼びかけ 朝日新聞社と日本高野連
重苦しい雰囲気を、4番の一打が振り払った。今大会、準決勝までの4試合で3失点しかしていない近江だが、この日は五回に4点を失う。その裏の攻撃も三者凡退に終わり、ベンチには焦りが漂い始めていた。
六回、2点を返して追いつき、なお2死満塁で打席に立ったのは4番の北村。内角のスライダーを左翼に運び、2点を勝ち越し。これが決勝点となった。
1年から4番に起用され、副キャプテンも務めるチームの大黒柱。今大会も勝負強さを発揮し、計5試合で12打点を挙げた。多賀監督も「久々に現れた、4番らしい4番」と手放しで絶賛する。
「チームを勝利に導くのが4番」と北村。大事な試合で、きっちり役目を果たした。(高岡佐也子)