ホンダは31日、6月にメキシコ中部で起きた洪水で浸水した現地工場の被害額が500億円に上る見通しを発表した。11月まで稼働できず、北米向け乗用車約7万5千台分に影響が出る。売り上げの減少分と工場の修繕費を、同日発表した2019年3月期の通期見通しに計上した。
ただ、純利益予想は前回の見通しより450億円上方修正し、6150億円とした。コストダウン効果などで増益となる見込みだという。
18年4~6月期決算は、売上高が前年同期比8・4%増の4兆241億円、純利益が同17・8%増の2443億円の増収増益だった。