4~6月の世界のスマートフォン出荷台数で、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が、初めて米アップルを抜き、シェア2位となった。米調査会社IDCが7月31日に発表した。世界のスマホの総出荷台数は前年同期より2%減ったが、華為と中国の小米科技(シャオミー)は40%台の伸びとなり、中国勢の躍進が目立つ。
華為は中国ではトップシェアを維持。世界では、三つの撮影レンズを備えた高級機種「P20プロ」などの売れ行きが好調で、高級イメージにシフトした。
秋に新モデルが予想されるアップルは、前年同期より出荷台数を増やしたにもかかわらず、3位に転落した。
旗艦モデル「ギャラクシーS9」などを出したばかりの韓国サムスン電子は首位を守ったが、前年同期より出荷台数が1割減った。(上海=福田直之)