第一生命保険とみずほ銀行は、スマートフォンで加入できる安価な保険の開発などで協業すると発表した。若者の需要に合わせた新サービスの開発を目指す。
今後発売を予定する新しい保険はAIを活用したシステムを使い、スマホで加入手続きができる。お金のやり取りもみずほ銀行が発行を検討している電子マネーを使う計画。スマホだけで加入でき、保険料も安い「超小口保険」にニーズがあるとみる。スマホで加入までに90秒しかかからない海外の事例などを参考にする。
金融とITを組み合わせた「フィンテック」への取り組みを強めるため、第一生命とみずほ銀行はそれぞれ新組織をつくったり、分社化したりしてきた。これらの組織が保険分野にとどまらないサービスの開発を狙う。(榊原謙)