真珠の神秘性を様々な角度から紹介する「Feel the Pearl 感じるパール展」が、東京・銀座のミキモト銀座4丁目本店(03・3535・4611)で開かれている。総額約12億円にのぼる7点のハイジュエリーが鏡張りの部屋に展示され、無数に連なって見える様子は幻惑的だ。
日本人になじみの深い真珠は、ほかの宝石と違って貝という生物の中でつくられる。会場では、アコヤ貝に手で細胞の一部などを入れる養殖の様子から、宝飾品になるまでを追った映像が流れる。VRグラスで貝が育つ海に仮想トリップ体験ができるコーナーや、アワビなど真珠を育む14種もの母貝とそれから生まれる真珠の展示も。
夏休みの自由研究に役立つようにと、リーフレットのQRコードをスマホで読み取ると、より詳しい説明が見られるサービスもある。担当者は「シンプルな展示法なので、大人も子供も自由に楽しんで欲しい」という。9月5日まで、8月22日は休館。入場無料。(高橋牧子)