僧侶で作家の瀬戸内寂聴さん(96)が、若者との交流に力を入れている。若い世代が愛用するインスタグラムに挑戦し、SNSでの発言が影響力を持つインフルエンサーと恋愛話で盛り上がる。96歳になり、「ますます若い人が好きになり、もっと仲よくなりたい」と話している。
(寂聴 残された日々:37)終の棲家 草1本なかった庵、今では森
7月、住まいでもある京都・嵯峨野の寂庵(じゃくあん)に10~20代の8人が集まった。有名人とファンの交流を手がける東京のベンチャー企業「ミーアンドスターズ」が企画したイベントで、若者の悩みに寂聴さんがコメントしていった。
参加したのは、原宿系男子と呼ばれるよしあきさん(17)やタレントとしても活躍するショップ店員のぺえさん(26)ら8人。タレントの田村淳さん(44)が司会を務め、クイズ形式で若者が考えていることを語った。
「その人がどんな人間か○○を見ればわかる」という問いには、友人、インスタグラムの内容、酒ぐせといった答えが若者から出た。寂聴さんは「96歳まで生きて何が一番よかったか。それは友だち。友だちを見れば、その人がわかる。大切にしてください」と呼びかけた。
浮気はいいか、だめか、その理…