自民党の石破茂元幹事長は25日の読売テレビの番組で、トランプ米大統領に対する姿勢を問われ「友情と国益は別だ。日本の国益をどれだけぶれずに主張できるか」と述べた。トランプ氏との個人的関係を重視する安倍晋三首相との外交面での違いを強調した。
トランプ氏について「今までに全くない大統領のタイプ。民主主義とか人権とか法の支配とか、そういう価値観ではなく、米国の利益が第一だと言い放つ」と評した。
石破氏は番組後、菅義偉官房長官が携帯電話料金を4割程度下げる余地があるとの認識を示したことについて、「(料金が)単に下がることがうれしい、ではなくて、国民、日本全体の経済にどういう影響があるのか精査すべきだ」と記者団に語り、より幅広い視点から専門家が精査するべきだとの認識を示した。(久永隆一)