さいたま市の私立認可保育所「めだか保育園」のプールで昨夏、4歳の女児が溺れて死亡した事故で、埼玉県警は27日、園側の監視に過失があったとして、当時勤務していた女性保育士(31)と女性園長(68)を業務上過失致死の疑いで書類送検した。いずれも容疑を認めているという。
亡くなったのは赤沼美空(みく)ちゃん。昨年8月24日、プール遊び中にうつぶせで浮いているのが見つかり、翌日に死亡が確認された。
県警によると、保育士はプールの滑り台の撤去作業のため約3分間、園児らから目を離し、監視に専念する義務を怠った疑いがある。園長は、プール遊びの際に監督する担当者を複数配置するよう求めた国のガイドラインに従わず、安全管理上の義務を怠った疑いがあるという。
園長は27日午前、朝日新聞の取材に応じ「事故はこちらのミス。本当に申し訳ない」と謝罪した。