30日午後3時半ごろ、埼玉県春日部市大枝の新方川に「男の子が浮いている」と、近所の女性(27)から119番通報があった。県警によると、同県越谷市の男児(1)が川に沈んでいるのが見つかり、約2時間後に死亡が確認された。男児の自宅は上流約2・2キロの地点にあり、県警は誤って転落して流された可能性が高いとみて調べている。
春日部署によると、119番通報の約15分後、男児の家族から「自宅から行方不明になった」との110番通報があった。自宅から川までの距離は約30メートルで、自宅と庭を出入りする窓の網戸が開いた状態だった。庭の先の道路脇の土手下に川があるという。男児は発見された際は裸足で、署は家族が目を離した隙に自宅を出て、川に転落したとみている。
発見場所は川幅約7・2メートル、深さ約2・3メートル。男児に目立った外傷はなかったという。