埼玉県警は27日、強盗致傷や強制わいせつなどの容疑で昨年11月に逮捕し、20日間勾留した30代男性が、事件とは無関係だったことがわかり、誤認逮捕だったと発表した。別の容疑者の男を27日逮捕し、男性に謝罪したという。
発表によると男性は、昨年9月に深谷市のアパートで現金千円などを盗み、帰宅した住人の30代女性にけがを負わせたなどの容疑で県警深谷署に逮捕された。県警は女性宅の防犯カメラ映像をもとに男性の犯行と判断したが、男性は容疑を否認し、20日間の勾留後、処分保留で釈放された。
捜査を続けたところ、別の強盗事件で5月に逮捕した男(22)がこの事件への関与も認め、犯人しか知り得ない内容も含まれていたため、県警は27日、この事件の容疑者として再逮捕した。
刑事総務課は「誤って逮捕された方に深くおわび申し上げる。再発防止に向け指導・教養を徹底します」とするコメントを出した。