岐阜市の「Y&M 藤掛第一病院」で入院中だったいずれも80代の男女4人が相次いで死亡した問題で、同病院の藤掛陽生院長が28日午後、報道陣の取材に応じ、死亡した患者が入院していた3、4階のエアコンについて「20日から故障していた」と明らかにした。一部患者は同日中にエアコンが利く病室に移したが、死亡した4人はいずれもエアコンが利かない部屋に残され、扇風機で対応していたという。
どうすればいい熱中症対策 どう防ぐ、なったらどう対応
藤掛院長とともに取材に応じた病院の男性職員は「病院として何か問題があったとは考えていない」と話した。
4人は26日夜から27日午前にかけて相次いで死亡した。岐阜県警はエアコンが利かない部屋で熱中症により死亡した可能性も含め、業務上過失致死の疑いを視野に捜査している。