NTTとアシックスが、熱中症を予防するセンサー付きシャツの試作品を開発した。着ると服の中の温度などをスマートフォンがリアルタイムで把握し、熱中症の危険度を確認できるという。今後実験を重ね、2020年夏までの実用化をめざす。
シャツの背中部分に取り付けたセンサーで、日差しの強さや服の中の温度や湿度、心拍数などを測り、スマホの画面に表示させる。将来的には熱中症の危険度が高まるとアラームを鳴らして休憩や水分補給を促したり、着る人の年齢に応じて危険度の判定基準を変えたりすることも検討する。
屋外で長時間仕事をする人やスポーツをする人、屋内でも熱中症になりやすい高齢者らの利用を想定しているという。(徳島慎也)