ニュースアプリが繰り出す「次の一手」に向け、アプリを運営する各社のキーマンは何を思うのか。今春から飲食店のクーポン配信を始め、人気芸人を起用したCMでも耳目も集めるスマートニュース。マーケティングを担当する西口一希・執行役員に聞いた。
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ニュースアプリ、次はどうする? 賞金山分けやドラマも
――ニュースアプリの現状をどうみていますか。
「新聞・テレビといった既存メディア発のコンテンツをスマートフォンで配信するアプリは、スマートニュースがアプリを始めた2012年に比べて、16年ごろから急増しました。情報収集や暇つぶしのアプリが増え続け、『可処分時間』の争いは年々激しくなっています。昔は新しいアプリが出るとすぐ話題になりましたが、いまは一日に何千・何百と出ていて話題になりようがない」
――そんななかで、飲食店の割引クーポン配信を始めた経緯とは。
「昨年から検討を進めていて、…