大リーグ・エンゼルスは5日(日本時間6日)、大谷翔平の右ひじに新たな損傷が見つかったと発表した。球団は、靱帯(じんたい)再建手術(トミー・ジョン手術)を受ける可能性もあると説明している。
大谷は6月6日のロイヤルズ戦で投げた後、右ひじの内側側副靱帯に損傷が見つかり、自身から採取した血小板を使って組織を修復するPRP注射などの治療を受けた。2日(同3日)のアストロズ戦で約3カ月ぶりに登板し、三回途中まで49球を投げた。
2日の試合で、大谷は右手に打球をあてたが、ひじについては「今のところ問題はない」と話していた。しかし、球団広報によると、右ひじのはりがとれないため、5日午前に磁気共鳴断層撮影装置(MRI)検査を受けたところ、前回とは違う箇所に損傷が見つかった。
電話会見に応じたエンゼルスのエプラーGMは、「今の時点では打つことはできる」と説明。大谷は5日のレンジャーズ戦は3番・指名打者で先発出場し、五回は2試合連続となる今季17号のソロ、八回は18号2ランを放った。これで本塁打数は、2006年に城島健司(マリナーズ)が残した日本人選手1年目の最多記録に並んだ。(米アーリントン=山下弘展)