2018年に新たにがんと診断される人は全世界で約1810万人、がんによる死者は約960万人――。そんな推計を米国がん協会と国際がん研究機関(IARC)のチームが12日まとめ、協会の専門誌に掲載された。
がんの3年生存率、平均71% 膵臓は15%と部位で差
36種のがんの185カ国分のデータを分析。がんの診断を受けるのは男性約945万人、女性約862万人と予測した。がんにより亡くなるのは男性約538万人、女性約416万人。がんと診断されて5年以内の人は約4380万人と見積もられた。
新たに診断されるがんの部位別で多いのは、男性は肺がん(14・5%)、前立腺がん(13・5%)、大腸がん(10・9%)。女性は乳がん(24・2%)、大腸がん(9・5%)、肺がん(8・4%)の順だった。死亡は男性では肺がん(22・0%)、肝臓がん(10・2%)、胃がん(9・5%)が多く、女性は乳がん(15・0%)、肺がん(13・8%)、大腸がん(9・5%)が多かった。
データを基に、74歳までにが…