ヤマハ発動機は13日、前輪二つ、後輪一つの大型三輪バイク「NIKEN(ナイケン)」(排気量845cc)を売り出した。エンジンは直列3気筒のガソリンエンジンを搭載。前輪が二つあることで、カーブを曲がるときに片輪がスリップしても転倒しにくく、横から強い風を受けても安定感があることが特徴という。価格は消費税込みで178万2千円から。
ヤマハ発は2014年に前輪二つ、後輪一つの三輪バイク「トリシティ125」(排気量125cc)を発売。「転ばないバイク」として、トリシティは排気量155ccのものと合わせて、世界で累計約5万5千台以上を売る人気モデルになっている。ナイケンの国内の年間販売目標は400台だが、「ナイケンの投入で、三輪バイク市場をさらに盛り上げたい」(広報)という。