2016年の米大統領選挙のトランプ氏陣営で選対本部長を務めたポール・マナフォート被告が14日、司法妨害などの罪を認めた。マナフォート氏はこれまで起訴内容の否認を続けていたが、ロシア疑惑を捜査するマラー特別検察官と司法取引で捜査に協力する見通しになった。
トランプ陣営元選対幹部、司法取引応じる ロシア疑惑
マナフォート被告は先月、脱税などの罪で有罪評決を受けていた。さらに、ウクライナでのコンサルタント業務に関係する資金洗浄の罪などに問われ公判が予定されていたが、マラー氏に協力することで今後の公判を避ける形になる。
トランプ大統領にとっては元側近らの捜査協力が相次いでおり、痛手になる可能性がある。(ワシントン=杉山正)