トランプ米大統領は20日、朝鮮戦争で行方不明になった米兵のものとされ、北朝鮮から米国に返還された遺骨55柱のうち、2人の身元が同戦争に従事した米兵だと判明したことを自身のツイッターで明らかにし、「私と(北朝鮮の)金委員長との会談の結果だ」と強調した。
北朝鮮は朝鮮戦争休戦65周年の7月27日、遺骨55柱を米国に返還。米側はその後、ハワイの米国防総省捕虜・行方不明者調査局で身元の判明作業を続けている。トランプ氏は「(2人の)英雄たちが家に戻り、安らかに眠られんことを」とツイートした。
米朝関係をめぐっては、ポンペオ米国務長官が19日に発表した声明で南北首脳会談の結果を歓迎し、「米朝関係を転換するための交渉を即座に進める用意がある」と明らかにした。トランプ氏が意欲を見せる、2回目の米朝首脳会談に向けた調整が加速するとの見方が強まっている。(ワシントン=園田耕司)