投打「二刀流」で大リーグをわかせているエンゼルスの大谷翔平(24)が、右ひじを手術することになった。25日(日本時間26日)球団が発表した。大谷は今季、2度も右ひじの靱帯(じんたい)を痛め、医師から手術を勧められていた。投手復帰は早くて2020年になる見込みで、打者としては来季開幕に間に合う可能性もある。
大谷は先発登板した6月6日のロイヤルズ戦後、右ひじ内側側副靱帯の損傷がわかり、7日に自身から採取した血小板を使って組織を修復するPRP注射などの治療を受け、8日には故障者リストに入った。7月3日、まず打者で復帰。投手としても、マイナー選手を相手に試合形式の投球練習を積むなど準備を重ね、9月2日のアストロズ戦で先発し、三回途中、49球で交代した。
次の登板へ準備を進めていたが、右ひじのはりがとれないため、5日、敵地でのレンジャーズ戦の前に磁気共鳴断層撮影装置(MRI)検査を受けた。その際、6月に痛めた箇所とは別の内側側副靱帯を損傷していることが判明した。
球団は「医師からは靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を勧告された」と発表。大谷は10日、本拠の米カリフォルニア州アナハイムに戻り、エプラー・ゼネラルマネジャー(GM)と、患部の状態や治療の選択肢などについて話し合っていた。
大谷が右ひじを手術するのは小…