ノーベル賞が決まった本庶佑・京都大特別教授の研究室の周囲には、午後4時半ごろから報道陣が集まり始めた。
ノーベル医学生理学賞に本庶佑・京都大特別教授
【特集】ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった本庶佑さん
研究室のドアは閉じられ、窓はブラインドが降りていたが、午後5時前後には、本庶さんが電話したり、秘書と話し合ったりする様子がブラインドのすき間から見えた。
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午後5時半過ぎ、紺のブレザーとグレーのズボン姿にリュックを背負った本庶さんが、京大職員とみられる男性と研究室を出て、徒歩で移動。無言で会見場に近い別の研究棟に入った。
午後6時半過ぎ、受賞が決まったことが発表されると、研究棟の入り口にタクシーが待機。職員が立ち入り規制のバリケードを設置したり、本庶さんが出発する入り口の照明を調節したりと慌ただしい様子がみられた。
午後6時50分ごろ、約10人…