大リーグのプレーオフは3日(日本時間4日)、ニューヨークでア・リーグのワイルドカード(WC)ゲームがあった。ヤンキース(東地区2位)が7―2でアスレチックス(西地区2位)を下し、レッドソックス(東地区1位)との地区シリーズに進んだ。
ヤンキースは一回、ジャッジの2ランで先行。六回はジャッジ、ヒックスの連続二塁打で加点し、さらにボイトの2点適時三塁打などで計4点を挙げた。八回はスタントンのソロで突き放した。先発のセベリーノは制球に苦しんだが、継投でアスレチックスの反撃を2点に抑えた。
WCゲームは、両リーグで地区優勝チームを除く勝率上位2チームが1試合で決着をつける。
先発セベリーノが制球難
ヤンキースの先発は、今季19勝8敗の右腕、セベリーノ。6月までは12勝2敗と絶好調ながら、7月に防御率が6点台と崩れると、以降もなかなか調子が上向かなかった。一発勝負を託した理由について、ブーン監督は「前よりいいボールを投げている。危機を脱したと思っている」。立ち上がりは3人で抑えたが、二回以降は制球に苦しみ、四回までに4四球。五回、先頭から連打を浴びて無念の降板となった。(ニューヨーク=山下弘展)