トランプ米大統領が連邦最高裁判事に指名し、連邦議会の上院から承認されたブレット・カバノー氏(53)が8日、ホワイトハウスで宣誓式を行った。同氏には過去の性的暴行疑惑が浮上していたが、トランプ氏は演説で「無実だと証明された」と強調した。
カバノー氏を巡っては、高校や大学時代に、複数の女性が性的な暴行を受けたと告発し、野党・民主党を中心に承認に反対する運動が全米に広がった。
これに対し、トランプ氏は演説で「国を代表し、ブレットと家族に対し、あなた方が強いられたひどい痛みと苦しみについて謝罪したい。国に奉仕するため前に進む人が受けるべきは、公正かつ厳粛な評価であり、うそやごまかしに満ちた政治的、個人攻撃のキャンペーンではない」と野党などを批判した。
その上で「カバノー家に起こったことは、公平、良識、正当な手続きという全ての概念に反するものだ。歴史的な捜査のもと、(カバノー氏の)無実が証明されたと言わなければならない」と語った。
カバノー氏は宣誓を終えた後に…