ゴッホやゴーギャン、葛飾北斎らの作品を紹介してきた名古屋・金山の名古屋ボストン美術館が8日、閉館した。この日は約20年の歴史を締めくくる「ハピネス」展の最終日。閉館を惜しむ人たちでにぎわい、作品の前に行列もできた。 美術館によると最終日は4288人が入場。開館からの延べ入場者数は468万3634人になった。「ハピネス」展の入場者数は1日平均1357人で、同館の歴代5位を記録した。 閉館式には馬場駿吉館長と、姉妹館である米ボストン美術館のマシュー・テイテルバウム館長が出席。花束を渡し合い、謝意を伝え合った。馬場館長は「(来館者に)ボストンの名品を胸の中に刻んでいただいた。その記憶は無形ではあるが、皆さんの心の中に残るのではと思う。この20年間本当にありがとうございました」とあいさつした。 テイテルバウム館長は「名古屋ボストン美術館の成功は、両館のリーダー、スタッフの惜しみない献身のおかげです」とたたえた。式後、テイテルバウム館長は報道陣に「ボストン美術館は、日本への企画展づくりを引き続きする。その際は名古屋のことも考えたい」と話した。 名古屋市西区の地方公務員田中… |
名古屋ボストン美術館が閉館 米の姉妹館長も駆けつける
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