上野の東京都美術館で開かれている「ムンク展―共鳴する魂の叫び」(朝日新聞社など主催)の来場者が30万人を超え、10日、記念セレモニーがあった。東京都北区の小学1年、根立結衣(ねだち・ゆい)さん(7)と母の亜希子さん(32)に、真室佳武館長から図録などが贈られた。
結衣さんはムンクの代表作「叫び」を以前にテレビなどで見て興味を持っており、「本物を見てみたい」と来場した。亜希子さんは「美術展にはあまり来たことがなかったが、いい機会だから娘に見せたかった」。同展ではテンペラ・油彩による「叫び」のほか、ムンクの初期から晩年までの傑作が一挙公開されている。
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「ムンク展――共鳴する魂の叫び」は2019年1月20日[日]まで、上野の東京都美術館企画展示室。午前9時30分~午後5時30分(金曜は午後8時まで)。月曜と12月25日[火]、1月1日[火][祝]、15日[火]休室(12月24日、1月14日は開室)。
一般1600円など。問い合わせは、ハローダイヤル(03・5777・8600)。詳しくは、展覧会公式サイト(
https://munch2018.jp
)。