覚醒剤を所持していたとして、北海道警は10日、札幌中央署薬物銃器対策課の巡査部長、成田順容疑者(46)=札幌市北区南あいの里7丁目=を覚醒剤取締法違反の疑いで現行犯逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
監察官室によると、成田容疑者は10日午後7時55分ごろ、札幌市東区北6条東1丁目の路上で、覚醒剤を持っていた疑いがある。道警薬物銃器対策課の捜査員が勤務を終えていた成田容疑者に路上で声をかけ、所持がわかった。別の事件を捜査する過程で容疑が浮上し、捜査していたという。
成田容疑者は2008年4月から10年半にわたり、道内の複数の署で薬物捜査を担当していた。道警は覚醒剤の入手経路や使用の有無を調べる。
尾辻英一監察官室長は「言語道断の行為で痛恨の極み。深くおわび申し上げます」とコメントした。