無料通信アプリ大手のLINE(ライン)が16日、スマートフォンアプリを通じた損害保険販売を始めた。提携する損保ジャパン日本興亜が保険を引き受け、LINEは「代理窓口」を担う。1日数百円単位の保険にアプリの操作だけで入れるのが特徴で、ラインになじんだ若年層の取り込みを狙う。
LINEアプリ内の「ほけん」という項目を選択すると、傷害保険を中心に59種類の商品を選べる。1日単位から数百円程度で入れる保険が多いのが特徴。
「大雪のとき」「野外フェス」「紅葉・もみじ狩り」といったイベントごとに、思わぬけがや賠償責任をカバーする保険のほか、海外旅行保険や自転車保険もそろえる。加入には、決済サービス「LINEペイ」を使う必要がある。
損保ジャパンはLINEと協力し、スマホのチャット画面で、事故受け付けや保険金支払いに対応するサービスをすでに始めている。今後は、加入から支払いまでLINE内で完結できるようにしたい考えだ。
これまで1日単位などの少額な…