16日の東京株式市場は、日経平均株価が2日ぶりに値上がりした。終値は前日より277円94銭(1・25%)高い2万2549円24銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は12・47ポイント(0・74%)高い1687・91。出来高は12億6千万株。
午前の取引から売り買いが交錯したが、終盤になって時価総額が大きな銘柄を中心に買い戻す動きが優勢となった。ただ、中国経済への先行き懸念は根強く、訪日外国人客の需要を当て込む小売業や化粧品などの銘柄は売られた。SMBC日興証券の太田千尋氏は「リスク回避ムードが払拭(ふっしょく)されたわけではなく、力強い反発とは言い難い」と話した。(和気真也)