カナダ西部のバンクーバーで2016年9月、青森県出身の古川夏好(こがわなつみ)さん(当時30)が行方不明になり、遺体で見つかった事件で、バンクーバーの裁判所の陪審団は19日、最後に一緒にいたとされるウィリアム・シュナイダー被告に第2級殺人で有罪評決を下した。カナダメディアが伝えた。
現地からの報道によると、裁判は3週間にわたって行われた。司法解剖を行った監察医は死因を特定できなかったと証言したが、検察は被告が絞殺したと主張。一方、被告は古川さんの遺体をスーツケースに入れて遺棄したことは認めたものの、殺人罪については無罪を主張していた。
古川さんは英語を勉強するためにカナダに滞在していた。(ニューヨーク=鵜飼啓)