米国がイラン核合意から離脱し、来月5日にイラン産原油の禁輸制裁を再発動するのを控え、イランのザリフ外相が22日、朝日新聞のインタビューに応じた。ザリフ氏は米国が日本など第三国にも全面禁輸を迫っていることについて、「米国(の制裁と要求)に正当性はない。日本に国際法違反を迫るもので、日本はそのことをよく理解すべきだ」と述べ、イランとの取引継続を求めた。
ザリフ氏はまた、イランと敵対するサウジアラビアが自国の記者ジャマル・カショギ氏を在トルコの総領事館で死亡させた事件にも言及。「中東における米国の政策の失敗だ。(サウジが)多くの暴力行為を引き起こしても、全面的な支援を与えている」と述べ、サウジを牽制(けんせい)しない米国の姿勢を批判した。
米国が再開する11月の対イラ…