アフガニスタンの首都カブールにある国防省の関連施設近くで1日朝、爆発があり、内務省によると、警備員1人が死亡、市民ら105人が負傷した。反政府勢力タリバーンが犯行声明を出した。
同省などによると、国防省の事務棟前で同日午前9時ごろ、爆発物を載せた自動車が爆発した後、武装した数人が近くの建物から事務棟に向かって銃撃を始めたという。爆発は通勤や通学の時間帯に起きたため、子供を含む多くの市民が負傷した。
タリバーンは中東カタールで29日から、アフガニスタンからの駐留部隊の撤退を目指す米国を相手に、通算7度目となる和平協議を続けている。タリバーンとしては、協議中でも攻撃を続けることで、交渉を優位に進める狙いがあるとみられる。(バンコク=乗京真知)