職務時間に出会い系サイトで知り合った女性と不適切な交際を重ねたとして、滋賀県警は26日、県警本部に勤務する男性警部(50)を10%の減給(6カ月)の懲戒処分にし、発表した。警部は既婚者で、「サイトを見て女性と会うのが楽しくなり、快楽を求めてしまった」と話しているという。県警は警部の所属部署を明らかにしていない。
監察官室によると、警部は2014年~今年6月ごろ、サイトで知り合った十数人の女性と県内や京都市内のホテルで会っていた。そのうち職務中だったのは17年2月末~今年6月末の7回。計7人とそれぞれ1~2時間程度会っていた。公用車で出掛けて女性を乗せることもあり、一部の女性には1万5千円前後を渡していたという。
7月に内部通報で発覚した。滝口一也首席監察官は「幹部職員がこのような事案を起こしたことは誠に遺憾。再発防止と県民の信頼回復に努めたい」とコメントした。(石川友恵)