大リーグの第114回ワールドシリーズ第3戦は26日、イニング、時間ともに史上最長の一戦になった。敵地ボストンで2連敗したドジャースが地元ロサンゼルスに戻り、延長十八回の末、レッドソックスを3―2で振り切った。試合終了は27日午前0時30分。プレーボールから7時間20分が過ぎていた。
ドジャース、WS延長18回サヨナラ弾 マエケン好救援
三回にドジャースがピダーソンのソロで先行。レッドソックスは八回にブラッドリーのソロで追いついた。レッドソックスは翌日の先発が決まっていたイオバルディを十二回から投入。十三回に1点ずつ取り合い、ドジャースは十五回、前田健太を7番手として登板させた。
前田は得意のバント処理で二走を三塁で刺してから波に乗り、5者連続三振で2イニングを乗り切った。最後はマンシーのサヨナラソロで、両チーム46人が出場した激闘をドジャースが制した。「全員、全球力を入れて、追い込んだら三振を狙う気持ちで投げた。この勝ちは大きい」と前田。余韻に浸る間もなく、第4戦に向けて球場を後にした。(ロサンゼルス=山下弘展)