滋賀県高島市の陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場外に迫撃砲弾の破片が飛び散った今回の事故で、防衛省から市への報告が発生から約2時間半後だったことが15日、市への取材でわかった。
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2015年7月に演習場外の民家の屋根を銃弾が貫通した事故を受けて、市側と陸自側で交わされた覚書では、演習場外に危害があった場合「速やかに通報する」としている。
県警によると、今回事故が起きたのは14日午後1時20分ごろ。市によると、午後4時ごろに防衛省から福井正明市長へ連絡があったという。その後、陸自今津駐屯地側が市と県に説明したのは午後5時10分ごろだった。県と市によると、福井市長と県防災危機管理監が同席したという。
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