1970年の大阪万博のときには中学1年でした。京都に住んでたので、遠方に住む親戚は、うちに泊まって万博を見に行った。だから僕もついていって、万博会場には何度も足を運びました。のちに「万博少年の逆襲」なんてエッセー集まで出した僕がこんなことを言うのはどうかと思うけれど、正直、そんなに楽しかった思い出はありません。まあ、食べ物は高いし、どこも行列でね。 【3Dマップ】大阪万博117パビリオンをさわってみよう 【特集】大阪万博、夢よ再び 大阪万博は「人類の進歩と調和」がスローガンでした。でも、感じたのは違和感です。だって、来ている人の中にはコテコテの関西のおっちゃんたちもいて、パビリオンの女性に「おい、ねえちゃん」なんて声をかけているんだもん。洋式トイレを初めて見たのも万博。日本人はみんな使い方がわからないから、変な用の足し方をしたりして、ずいぶん汚かった。会場に来る人たちと、主催側が見せようとしているものとが、全然「調和」していない。ひたすら違和感がありました。 でも、太陽の塔はカッコ良かった! おまつり広場の屋根を貫いてドーンと立つ姿は、建物をぶっ壊して出現した怪獣みたいでした。何せ僕らは、ゴジラやウルトラマンを見て育った「怪獣少年」。あれをつくった岡本太郎さんの、「人類の進歩と調和」なんてぶっ壊してやる、という意思を感じました。そのころはそんな言葉は知らなかったけれど、あれは「パンク」ですよ。岡本さんの奥さんと対談する機会がありましたが、彼が万博の企画に関わりながら、内部で「進歩と調和」というテーマに反発していたと聞いて、「ああ、やっぱり」と思いました。 大阪万博について思い出すのは… |
洋式トイレの使い方わからず…みうらじゅんさんの万博談
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
「同じ」に縛られた日本、#KuToo運動で変われるか
三途の川、群馬に流れていた 知らずに行き交う1万人超
耳に残る雑音、声の主は誰? 1年前の不意に切れた電話
思わず二度見? 立体になった錯視の世界
時代錯誤の「恩赦」抜けない刀にすればいい 小林節さん
「令和元年」の100円と500円製造開始 記念金貨も
シャンシャン取材記者の個人情報 上野動物園が誤送信
ドコモショップ、女性店員のヒール全廃へ スニーカーに
元日本兵の遺品返還 米国から広がった取り組み、半世紀
原発の地震対策、規制強化へ 九電川内・玄海など影響か
梅雨空に咲く「アンブレラフラワー」 名古屋の商業施設
夏の汗 気になるあせも・臭い…対策は?
踏切出られぬ車、バス運転手が救う とっさの判断に称賛
謝りたい母へ、見せたかった初のフライト「喜んだかな」
米兵の父が戦死、母はきばって男親役を 草刈正雄さん
お盆を捨てたアキラ100% 夢をかなえた意外な実力
愛情込めたホオズキ、大分で収穫中 浅草寺や新盆向けに
朝食はホットドッグかお握り G20、3万人の警備食は
1人乗り禁止レーン走る霊柩車「罰金なし」 米国で話題
渋谷駅上に47階ビル、秋開業 富士山望む屋上は予約制
これが財布?ガレージブランド発 小さくても機能的
町の銭湯、生き残り大作戦 湯気立てるのは番台のピザ窯
109店員が味わった地獄 15cm厚底ブーツ強制され
夢を求めて並ぶ朝 「サマージャンボ宝くじ」販売開始
羽田空港沖にクジラの死骸? 外洋から迷い込んだか










