大リーグ1年目を終えたエンゼルスの大谷翔平(24)が22日、東京都千代田区の日本記者クラブで帰国会見を開いた。主な一問一答は次の通り。
大谷翔平が新人王、日本人4人目 イチロー以来の快挙
特集:新人王を受賞した大谷翔平
シーズン中から多数の取材要望をいただいていましたが、シーズンに集中したいということもあって、なかなかお答えする機会がありませんでした。今日はシーズンも含めて、また、(右ひじ手術の)術後の経過もお答えできればと思っています。
――この1年間を総括的に振り返ってください。
いろいろなこともありましたが、1年間すごく充実して、楽しい一日一日を送れたかなと思っています。終わってみたら、いいシーズンだったのかなと。来年への課題も含めて、充実したシーズンでした。
――右ひじの手術を受けたが、ためらいはなかったか。現在の状態は?
右ひじにメスを入れることに対してはもちろん抵抗はありました。メスは入れない方がいいのかなとも思いましたが、長期的な目で見た時、不安なく自分のパフォーマンスを出せるようになるのが一番だと。そのために必要な手術だと思い手術しました。術後の経過は順調ですし、手術から2カ月弱ですが、最初の1カ月はなかなか右手を使えなかったので苦労しましたが、今は不自由することはないです。今はやってよかったと思っていますし、今後、復帰するにあたってそう思えるようにリハビリしていきたい。
――3月のオープン戦で結果が出ない時、イチロー選手を訪れてアドバイスを求めたと聞いているが。
アリゾナキャンプの時に、なかなか思い通りにプレーできない時に、精神的なこともそうですが、実際にお会いして話を聞かせていただく機会をいただきました。そこから気持ち的にも技術的にも、より進歩してシーズンに入っていくことができたので、すごく感謝しています。すごく勉強になった期間でした。
――「世界一の選手になりたい」といっていたが、イメージはつかめたか?
まだ1年目なので、そういうことは現役を引退する手前になるんじゃないかと思う。それは自分が感じることなのか、周りの評価が決めるものなのか、まだまだ見えない。そこにむけてがんばっていくことに変わりはないが、5年、10年やっていく中で少し見えてくるものだと思う。来年以降もがんばりたい。
――この1年で、人間としてどんなことを学んだか。
日本にいた時もそうでしたが、…