認知症とみられる父親(79)を高速道路のパーキングエリア(PA)に放置したとして、兵庫県警は26日、大津市石山寺5丁目、無職田中律子容疑者(46)を保護責任者遺棄の疑いで逮捕し、発表した。「自分が面倒を見るより、警察に保護してもらい、施設に入るほうがいいと思った」と容疑を認めているという。
有馬署によると、田中容疑者は22日午後6時45分ごろ、神戸市北区長尾町上津の中国自動車道赤松PAで、父親を車から降ろし、置き去りにした疑いがある。
約4時間後、PA内のコンビニエンスストアの店員が父親を保護し、通報した。田中容疑者は父親と2人暮らしという。(飯島啓史)