明治安田生命保険は27日、平成の期間を通じて人気のあった名前のランキングを発表した。男の子は「翔太(しょうた=主な読み方、以下同じ)」「翔(しょう)」「健太(けんた)」の三つ、女の子は「美咲(みさき)」「葵(あおい)」「陽菜(ひな)」の三つがそれぞれ最も多かった。
「○子」だって大陸由来 キラキラネームは地殻変動
明治安田生命は平成元年の1989年から毎年、保険加入者の新生児の名前を調べ、ランキングを発表している。今回は平成として最後となることから、年間の順位に加えて平成の期間全体の順位を分析した。
平成に入ってから、男の子では「翔」「樹」「海」など自然が連想される字が目立つようになった。秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまが生まれた2006年(平成18年)以降は「悠」を使った名前が増えた。平成20年代からは「蓮」や「樹」など一文字の名前が人気となった。
女の子では、平成の最初の10年では「美咲」が6度、1位を獲得。平成10年代の前半が「さくら」、後半以降は「陽菜」が人気に。平成20年代は「結」を使った名前が多くなった。
また、同時に発表された18年のランキングでは、男の子が「蓮(れん)」「湊(みなと)」「大翔(ひろと)」の三つが、女の子が「結月(ゆづき)」「結愛(ゆあ)」「結菜(ゆいな)」の三つがそれぞれ最も多かった。(柴田秀並)
平成生まれの名前ランキング
○男の子
1位 翔太(しょうた)
2位 翔(しょう)
3位 健太(けんた)
4位 蓮(れん)
5位 大輝(だいき)
○女の子
1位 美咲(みさき)
2位 葵(あおい)
3位 陽菜(ひな)
4位 さくら
5位 愛(あい)
※明治安田生命調べ。かっこ内は主な読み