英紙ガーディアンは27日、2016年の米大統領選でトランプ氏陣営の選対本部長を務めたポール・マナフォート被告が過去3回にわたり、内部告発サイト「ウィキリークス」のジュリアン・アサンジュ代表とロンドンで極秘に面会していたと報じた。
ウィキリークスは大統領選中、ロシアがハッキングで入手したとされる民主党のクリントン氏陣営のメールを暴露し、選挙結果に影響を与えたとされる。報道が事実なら、ロシアが大統領選に介入したとされる「ロシア疑惑」をめぐり、トランプ氏陣営とウィキリークスのつながりが初めて明るみに出ることになる。
同紙によると、マナフォート被告は13、15、16年の計3回、アサンジュ氏が政治亡命を求めて逃げ込んだロンドンのエクアドル大使館で極秘に面会。公式な面会記録は残っていないが、3度目の16年3月ごろとされる面会では、薄茶色のパンツにカーディガン姿の同被告が約40分間、アサンジュ氏と会ったという。同被告は27日、声明で「完全に誤報だ」と否定した。
マナフォート被告はウクライナの親ロシア政党のためにロビー活動するなど、ロシアに人脈を持っていた。16年3月の面会の時期は、ロシアが民主党陣営のメールをハッキングしていた頃。同月末、同被告はトランプ氏の選挙陣営に加わっている。ロシア疑惑を捜査するマラー特別検察官は、二人がどういう会話をしたのかなどに関心を持っているという。
マナフォート被告は今年8月、…