高級ブランド服や自動車、使用済み化粧品からトイレットペーパーの芯まで――。あらゆる不要品がスマートフォン上で売買されるフリマアプリ「メルカリ」。5年前に創業した際、「限られた資源を分かち合う」を目標として掲げた。メルカリは現在の大量生産、消費、廃棄社会を変えうるのか。創業者に聞いた。
――どんなものが売買されているのでしょう。
「この5年間、買われたブランドと売れたブランドのいずれも、ユニクロとナイキが1、2位を占めます。一方でシャネルが双方で4位。ネットオークションに比べてファストファッションの出品が多いと思います。ここまで安いものが大量にやり取りされるイメージは、当初はなかったのですが」
――なぜこんなに急成長を。
「メルカリを見て『こんな使い…