今年の世相を反映した言葉を選ぶ「2018ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)の表彰式が3日、東京都内で開かれ、ベスト10入りした言葉の受賞者たちが喜びの声を語った。 今年の流行語大賞は「そだねー」 尾畠さんは受賞者辞退 尾畠さん「当たり前のことしただけ」 流行語受賞辞退 平昌五輪カーリング女子日本代表チームが試合中に話していた「そだねー」で年間大賞を受賞したチーム代表理事の本橋麻里さんは「ポジティブな言葉だけを発するというルールで活動し、その言葉を評価されたのでうれしい。地元の北海道では流行語というより普通の言葉です」「北海道の皆さん、取ったよー。そだねー」とあいさつして会場を沸かせた。 男性同士の純愛を描いたドラマのタイトル「おっさんずラブ」で受賞したテレビ朝日の貴島彩理プロデューサーは「視聴率的にはふるわなかった番組。そんな中でもこのような場に呼んでいただけるということに、テレビ業界なのか、日本なのかの、温かい変化みたいなものを個人的に感じている」とコメントした。 裁量労働制に関する国会審議における加藤勝信・前厚労相の論点をずらしたのらりくらりとした答弁などをさした「ご飯論法」で受賞した上西充子・法政大教授は「この言葉はもともと私のツイートに(端を)発しています。広めてくださったツイッターの住民の皆さんにも感謝します」と述べた。 埼玉県熊谷市で41・1度の観測史上最高を記録する猛暑となった今夏。「災害級の暑さ」で受賞した気象庁の榊原茂記広報室長は「地球温暖化の影響により今年のような猛暑になる年もあるかと思います。気象庁としては国民の皆さまに一層暑さへの関心を持っていただきますよう、周知広報に努めていきたいと考えています」とお役所らしいあいさつをした。 NHKのクイズ番組で司会を務める5歳児のキャラクター・チコちゃんの決めぜりふ「ボーっと生きてんじゃねーよ!」もトップ10入り。史上最年少の受賞者と紹介されて式に登場したチコちゃんはさっそく「ねえねえ、『あす』と『あした』は何が違うの?」と質問。聞かれた司会者が答えに窮しているとすかさず「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と突っ込みを入れていた。 ゲームを実際のスポーツ競技のようにみたてる「eスポーツ」では、日本eスポーツ連合の岡村秀樹会長と、公開競技となったアジア大会で金メダルを獲得した相原翼さんが登壇。岡村会長は「『eスポーツ』の言葉の認知度が大きく高まった1年だった。流行語ではなく、普通の一般呼称として定着できるようになりたい」、相原さんは「来年からは、『eスポーツ』の言葉だけでなく魅力を広められるようにしたい」と抱負を語った。 選考委員会の委員を務める「現代用語の基礎知識」の清水均編集部長は、「平成を振り返ると、平成元年の流行語は『セクシャル・ハラスメント』だった。今年は『#MeToo』。何も変わらないじゃないかというのが分かる」。一方で「平成元年には『オバタリアン』も流行語で、今年は『おっさんずラブ』。言葉は時代を映す鏡。平成の30年がどんな時代だったのか、振り返ってみてはいかがでしょうか」などと語った。(加藤勇介) |
「ボーっと…」流行語のチコちゃん、司会者に突っ込み
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