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京町家リノベに参入 京阪不動産、年10棟を宿泊施設に

京阪電鉄不動産は京町家のリノベーション(大規模な改修)事業に参入すると発表した。京都に古くからある木造家屋を年間10棟ほど改修し、京町家のたたずまいを残しながら宿泊施設にかえていく。


中古マンションなどのリノベを手がける「インテリックス」(東京)と共同で進める。空き家だったり、売りに出されたりする京町家を取得し、リノベ後に投資物件として売却する計画だ。第1弾として、京都市東山区の物件を来年5月に旅館業法上の簡易宿所として開業させるという。


京町家をめぐっては、市が条例を制定するなど保全が課題となっている。訪日外国人客の増加で宿泊施設に転用されるケースが相次ぎ、ワコールなど異業種からの参入もある。京阪電鉄不動産の担当者は「訪日客需要を取り込みながら、京都の歴史や伝統、文化を次世代に継承していきたい」と話す。(中島嘉克)


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