大リーグ・マリナーズのイチロー外野手(45)が23日、出身地の愛知県豊山町で大会長を務める「イチロー杯争奪学童軟式野球大会」の閉会式に出席し、選手たちを激励した。
今年は5月上旬にマリナーズで会長付特別補佐となり、試合出場はせずに仲間をサポートする役割の中で練習をしてきた。その経験にもふれて、「自分が頑張っていたら最後はできることがたくさんある。自分で自分の可能性を決めないで欲しい」と話しかけた。
質疑応答のときに将来プロで対戦したいという少年が「日本でプレーしてくれますか?」と尋ねると、イチロー選手は「今みたいな決意表明はすごい好き」と言いつつ、「僕が日本でやることはないと思う」と日本球界復帰への可能性を否定。「アメリカに来てやろうか」と語っていた。(上山浩也)